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ロザフィエンヌ通信

法然の単語法瞑想(23) 徳川家康もやっていた

こんにちは。大島ミマです。
歴史の教科書に出てくる「法然」の父、岡山の豪族漆間時国は、
敵対する武士の夜撃ちにあい、ひん死の重傷の枕もとで、
息子に遺言を残します。

「息子よ、報復は更なる報復を産む。お前は敵を怨むことなく、出家し、
高き立場より敵のみならず、すべての大衆がともどもに救われる道を求めよ。」

父の遺志に従い法然は 万人に手が届く教え、
「南無阿弥陀仏」とひたすらに唱えれば、誰でも救われる。という教え、
浄土宗を広めました。
それまで身分の高い人や修行を積んだ人の資格宗教の色が濃かった仏教を
民間信仰の宗教へと変質させたのです。

「南無阿弥陀仏」とひたすらに唱えれば、救われる
もちろん、深い深い教えもあったでしょう。
が、読み書きできない、一般大衆にもどうして受け入れられたのでしょうか?
「南無阿弥陀仏」ひたすらに唱えても何の変化もなければ
自然淘汰され、現代の私たちに届く由もない。
知恩院の伽藍を建立した「徳川家康」も法然の大ファンで、戦の時はいつも
「南無阿弥陀仏」と唱えていたそうです。

この「南無阿弥陀仏」は、ほっとけば、押し寄せる「不安」、「恐怖」を
退け、「知恵」と「心の平和」を得る瞑想「単語法」の一種と考えれば、納得がいきます。
法然上人の言葉、
「一か所を遺跡と定めれば、私の教えは広まらない。
念仏を唱える場所がすべて、私の遺跡(ゆいせき)だ。」

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