アクセサリー作りは独学で学ぶことも可能です。書店や図書館には様々な書籍があり、無料で作り方を公開しているサイトもたくさんあります。
しかし、いざ始めてみると本やネットからの情報だけでは分かりにくいこともたくさんあります。ちょっとした力加減や手の向き、材料の処理の仕方で仕上がりに違いが出る場合も。
また、材料を自分で一から集めるのも大変な時間と労力がかかります。どこのメーカーの商品が使いやすいかなど、些細なことも相談できることが教室での対面レッスンの魅力です。
「サロネーゼ」って知っていますか?自宅で教室を開講する女性のことを指す言葉です。アクセサリー教室に限らず、料理やエステなど自宅サロンを開く女性が10年ほど前から増えています。
マンションやアパートを借りるよりもコストを押さえて教室開講ができるので、起業しやすいのが理由です。
生徒さんにとっても、先生の自宅に遊びに行く感覚で、気軽にレッスンに参加できるメリットがあります。
おしゃれなインテリアに囲まれた、優雅な雰囲気。将来の自分を重ねて、「私も頑張ろう」というモチベーションもわきそうですね。
アクセサリー作りは細かい作業が多いので、生徒さんの全員が同じペースで進めるとは限りません。作業が得意な方もいれば、苦手な方もいます。サークル活動のような大人数の場合、ワイワイと楽しくにぎやかな雰囲気にはなるものの、先生の指導が苦手な方優先になり、全体の制作が進まなかった…ということも。
また、マンツーマンの個人レッスンの場合は、先生とのコミュニケーションがうまくとれずに楽しめなかったり、逆に、おしゃべりな先生で制作に集中できず、お話して終わってしまったり。先生と生徒の相性も難しいものです。
生徒さんが2~3人くらいの少人数なら、先生の目も届きやすく適度に会話が弾むので、ちょうどいいと感じる方が多いようです。生徒さん同士も、お互いの様子が分かれば、切磋琢磨して技術を磨けそうですね。
アクセサリー作りは手元を見られることが多い作業。特に初心者の方にとって、最初は道具を持つ手が震えるくらい緊張することも。慣れている方でも、「あとちょっと」がうまくいかない、そんなときがあります。
緊張したり、失敗したり。落ち込みそうなときこそ、そばで励ましてくれる先生の存在は大きいです。
大人になると褒められることも少なくなります。だからこそ、褒められると余計に嬉しいもの。たくさん褒めてくれる先生ならば、自分に自信が持てて、毎回のレッスンも楽しくなります。楽しいからこそ続く、上達も速い。大人の習い事は楽しめることが一番大切です。
アクセサリー作りを始めると、小さい材料が多いことに驚きます。ネックレスの場合なら、ビーズやパール、金属のパーツなど、一つにつなげる前はどれも小さなものです。
そのため、お子さん連れでレッスンを希望される場合、残念ながらお断りされる場合もあります。断る理由の多くは、お子さんの安全への配慮です。特に何でも口に入れたがる時期は注意が必要。キラキラ光るパーツや色鮮やかな材料は、子どもの目にも魅力的に映ります。
ハサミやニッパー、切り口が尖ったワイヤーなどは、大人でも取り扱いに注意をしないと思わぬ怪我につながる心配もあります。
子育て中の方は、家族やベビーシッターなど、預け先がある場合はお願いしてみることも大切です。
通信講座は、仕事や育児などで、日中は忙しくレッスンを受けられない場合でも、好きな時間に取り組めるところがメリットです。住んでいる場所も選ばないため、近くに教室がない場合は、通信講座を利用するのもおススメです。材料とテキストがセットになっているので、不要の物が少ないのも学びやすい点です。
最近の通信講座では、インターネットを積極的に利用する傾向があります。質問に対して、メールですぐに回答が届いたり、ポイントとなるところは、動画アプリを使って指導したり、講座内容も充実しています。
自分から計画的に進めることができる方には、通信講座も学びやすくなっているといえます。
個人レッスンの教室や子育て経験のある先生の場合、子ども同伴をOKにしているケースもあります。その場合、自己責任の部分はありますが、子どもの遊ぶスペースを作るなど安全対策に協力してくれることもありますので、相談してみるとよいでしょう。
実際、子育て中の主婦にもアクセサリー作りは人気です。基礎から学んで、独立や副業、収入アップにつなげたいと思う主婦も多いです。
子どもはあっという間に大きくなります。小学生くらいになり、ハサミが使え、大人の注意を理解できるようになれば、手作りを一緒に楽しめるようにもなりますね。